雲？雲！？雲！！雲の百面相展
中村美穂《青い風に吹かれて》2019（平成31）年 水性木版、雲肌麻紙 第24 回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞準大賞
私たちが空を見上げると、往々にしてあるもの。それが雲です。
かつて清少納言は『枕草子』のなかで「雲は、白き。紫。黒きも、をかし。風吹くをりの雨雲。明け離るるほどの黒き雲の、やうやう消えて、白うなりゆくも、いとをかし。朝に去る色とかや、詩にも作りたなる。月の明かき面に、薄き雲、あはれなり。」と書き、日々移ろいゆく雲のありように心を動かされました。
それから1,000年後の今日。時代は大きく変わりましたが、雲は変わらず。近代・現代の木版作家が描く雲はまさに百面相！穏やかな雲、静かな雲、激しい雲、何かおかしな雲など、いろいろな表現を見ることができます。
本展では、当館のコレクションのなかから選んだ様々な雲の作品を紹介し、それぞれの雲の表現や作家が雲に寄せた想いに迫ります。
※川上澄生《初夏の風》（1926年）特別展示期間は4月20日（土）～6月２日（日）となります。
会 期： | 令和6年4月13日（土）～9月1日（日） |
会 場： | 鹿沼市立川上澄生美術館 2階展示ホール |
開館時間： | 午前9時～午後5時（入館は午後4時30分まで） |
休 館 日： | 月曜日（4/29、5/6、7/15、8/12は開館）、 4/30（火）、5/7（火）、6/25（火）、7/16（火） 、8/13（火） |
入 館 料： | 一般300円(200円)、高校･大学生200円(100円)、小･中学生100円(50円) ・ ( )内は20名以上の団体料金、「東武沿線美術館連携事業」共通券割引料金 ・毎週土曜日は小・中学生無料 ・毎月第3日曜日は鹿沼市内の小・中学生と同伴のご家族は無料 ・障がい者手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料 ・6/15（土）は栃木県民の日、9/1（日）は洋燈忌（川上澄生の命日）のため無料 |
関連イベント
館長と楽しむ作品鑑賞会
日時：6月15日（土）14:00～14:30
会場：2階展示室
申込：事前申込不要
※企画展チケットが必要です。
※企画展チケットが必要です。
掬翠園「慶雲郷」にまつわるエトセトラ（要申込）
～鹿沼の歴史、観光、美術を楽しむ～
鹿沼で雲といえば、鹿沼三名園のひとつとして知られる掬翠園「慶雲郷」！
掬翠園の魅力をもっと知るための講座を実施します。
風光明媚な庭園や、部屋を彩る襖絵を眺めながら、掬翠園の魅力や鹿沼市の文化や観光の魅力をお話しします。
・日時：５月2５日（土）午前10:00～11:30
・会場：掬翠園（屋台のまち中央公園内［鹿沼市銀座1丁目1870-1］）
・定員ː２０名
・参加料：無料
・講師：鹿沼市教育委員会事務局文化課、鹿沼市観光協会、川上澄生美術館
・申し込み方法：５月４日（土）午前９:00から、川上澄生美術館へ電話、もしくは直接来館し、申し込み。
パンフレット
 | 雲の百面相展パンフレット (1208KB) |
出品作品リスト
| 雲の百面相展＿出品作品リスト (320KB) |