棟方志功版画集『星座の花嫁』展
棟方志功版画集『星座の花嫁』展
棟方志功(1903-1975)は、雑誌『白樺』に掲載されたゴッホの《ひまわり》の原色版写真に衝撃を受けて画家になることを決心し、青森から上京しましたが、1926(大正15)年、第5回国画創作協会展に出品された川上澄生の《初夏の風》を見て、詩と版画が調和した作品とその発想に感銘を受け、版画の道に進みました。当時の心境について棟方は、『工藝』第96号(日本民藝協会刊、1938年)にて「川上澄生氏の『はつなつの風』という版画を見て、版画は立派な仕事だと知りました。(中略)『はつなつの風』を観た日から、私の版画は始まったのでした。」と語っています。その頃、棟方は帝展への入選を目指していましたが落選が続き、行き詰まりを感じていました。
棟方の初期の版画集『星座の花嫁』(1931年、創作版画倶楽部刊)は、異国情緒あふれる画題と、詩を版画の中に取り入れたものであり、《初夏の風》の影響を色濃く感じさせるものでした。数年後には、《大和し美し》(1936年)を始めとする代表作を制作。1942(昭和17)年には自らの版画を板画(はんが)と呼ぶことを宣言し、板に宿る生命を大切にしながら独自の表現を見出していきました。
本展は、棟方志功の版画集『星座の花嫁』を一堂に展示し、貴重な棟方の初期作品をご覧いただくものです。また、川上澄生の《初夏の風》(4月20日~6月2日まで2階展示室で特別展示)も併せてご覧いただければ、作品への理解がより深まることと思います。ぜひこの機会にご覧くださ
棟方の初期の版画集『星座の花嫁』(1931年、創作版画倶楽部刊)は、異国情緒あふれる画題と、詩を版画の中に取り入れたものであり、《初夏の風》の影響を色濃く感じさせるものでした。数年後には、《大和し美し》(1936年)を始めとする代表作を制作。1942(昭和17)年には自らの版画を板画(はんが)と呼ぶことを宣言し、板に宿る生命を大切にしながら独自の表現を見出していきました。
本展は、棟方志功の版画集『星座の花嫁』を一堂に展示し、貴重な棟方の初期作品をご覧いただくものです。また、川上澄生の《初夏の風》(4月20日~6月2日まで2階展示室で特別展示)も併せてご覧いただければ、作品への理解がより深まることと思います。ぜひこの機会にご覧くださ
会 期:2024年4月13日(土)〜 6月23日(日)
会 場:1階展示ホール
開 館 時 間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休 館 日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)
会 場:1階展示ホール
開 館 時 間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休 館 日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)
入 館 料:無料
棟方志功版画集『星座の花嫁』展 出品目録 (1114KB) |