本文へ移動
2024年10月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
2024年11月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
  • 休館日
  • 小中学生無料日

鹿沼市立川上澄生美術館
栃木県鹿沼市睦町287-14
TEL.0289-62-8272
FAX.0289-62-8227

1
2
8
8
5
8

栃木ゆかりの版画家 三浦麻梨乃展



栃木ゆかりの版画家 三浦麻梨乃展

 三浦麻梨乃氏は福島県福島市の出身で、文星芸術大学で銅版画を学び、現在は宇都宮市を拠点に作家活動を各地で展開しています。
 作品のテーマは「ささやかな幸せ」で、人間を自然の中で生きるカエルや身近な存在である生きものに見立て、日々思い浮かんだ気持ちや感覚を表現しています。
 三浦氏の作品は、いずれも影のない明るい世界であり、生きものたちの動きは生きる喜びにあふれています。先の見立ても含め、これらの要素は伝統的な日本美術の特徴を踏まえたものであり、詩的で物語性を帯びる効果をもたらしています。これは作品が表層的なものではなく、美術の長い歴史によって支えられていることを示しています。
 本展は、三浦氏の最新作を含めた作品を一堂に紹介するものです。どうぞ、ごゆっくりお楽しみください。


作者のことば
 くすぐったくなるような遊び心のある世界が大好きです。
 私が描く世界は予測不能な小動物の仕草や行動に人間社会の縮図を見出しながら表現する「ささやかな幸せ」を感じる物語です。小さな生物たちが案内人となり、日々思い浮かんだ気持ちや感覚を大切にしようという願いを込めて銅版画を刻み続けています。

 今回はライフワークとしている「銅版画で童心にカエル」シリーズ、「カエル」が主人公の作品を発表します。銅版画で初めて描いた動物がカエルでした。表現の道に迷っていた大学生の時に銅版画と出会い、幼少期より身近に触れ合っていた好きな生物、カエルが描く事の楽しさに再び手を差し伸べてくれました。
 銅版画の点と線で丁寧に世界を紡ぐ表現は、じっくりと一つの事にとりくむ無邪気な心を取り戻してくれます。画面下に記されるタイトルは言葉と親和性がある版画ならではの楽しみです。見る人の心に寄り添うキャッチフレーズとして毎回ユーモアをもたせて考えています。

 遊び心を持って生活の中にささやかで楽しい事を見つけ出す。その積み重ねが心を潤わせ、幸せをひきよせると感じています。

 身近に在る豊かさを楽しむ心「童心にかえる時間」を楽しんで頂けたら幸いです。


会   期:2023年6月21日(水)〜 9月3日(日)
会   場:1階展示ホール(入場無料)
開 館 時 間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)  
休 館 日:月曜日(7月17日は開館)、7月18日(火)
作家在館日:6月21日(水)、会期中の日曜 各日午後1時~午後5時
イ ベ ン ト:ギャラリートーク(作家による刷りの実演)
      7月22日(土) 午後2時から
      事前申し込み不要 どなた様もお気軽にご参加ください

三浦麻梨乃展出品作品リスト

TOPへ戻る