季節の花だより
ルピナス
鹿沼市花木センターより、ルピナスのプランターを分けていただきました。美術館入口階段に設置しています。
ルピナスは、藤の花を逆さまにしたような形状が特徴的です。ちょうど今、カラフルで美しい花が咲いています。美術館周辺のツツジの花も咲き始めてきました。ぜひお近くまでお越しの際はご覧ください!
鹿沼市花木センターの最新情報は下記リンク先をご覧ください。
朴の花
4月20日現在、美術館入口の朴の花が次々と咲き始めています。朴の木は川上澄生とゆかりが深いものです。昭和初期まで住んでいた自宅に朴の木が植えられていたことから、イタリアの詩人ボッカチオにあやかって、自宅を朴花居(ぼっかきょ)と名付けていました。
また、川上澄生の作品のモチーフにも朴の花が用いられています。朴の花が見られる期間はとても短く、今が絶好の機会です。甘い香りもお楽しみいただけます。
美術館周辺の赤や白のツツジも咲き始めています。GWはぜひ美術館に足をお運びください!
橘の花
5月9日現在、美術館スロープ付近に植えられた橘の花が咲き始めています。この橘は、平成7年10月に天皇皇后両陛下(現在の上皇上皇后陛下)が、川上澄生美術館をご鑑賞された際の記念植樹です。
橘は、古くから常緑の葉が縁起が良いとされ、京都御所にも植えられています。文学にも多く登場し、古今和歌集にも「昔の人の袖の香ぞする」と歌われていますが、実際の花をご覧になる機会は少ないのではないでしょうか。今が絶好の機会です。
ぜひ、川上澄生美術館に足をお運びいただき、ロマンチックな橘の香りと初夏の風を感じてください!