鹿沼ゆかりの版画家 松原 満里子 展
展覧会概要
松原満里子(まつばら まりこ)氏は、鹿沼市在住の木版画家です。主に風景版画をテーマとして、作品を発表しています。
フランス、ベルギー、チェコ、ノルウェーなど、松原氏はさまざまな場所を訪れ、そこで出会った景色を多色木版画にしていきました。
緻密な描写と、柔らかな色づかいで表される風景は、画面に収められた場所の空気を、鑑賞者にみずみずしく伝えてきます。
旅情あふれる松原氏の版画の世界を、ぜひこの機会にご堪能ください。
作者からのメッセージ
此の度、鹿沼市立川上澄生美術館で展示させていただく機会を得、とても光栄に思っています。関係者の皆様に感謝申し上げます。
私は平成2年に大病を患い、3年の療養の後、漸く健康にも自信が持てる様になったとき、「賀状は木版画で」と思い立ったのです。丁度、そんな折、池田憲雄先生の木版画教室のことを知り、即、入会しました。小さい頃から絵を画くのが好きだったので、簡単に出来ると思っていたのですが、始めてみると、版画の奥深さを感じ、魅かれていきました。
その後、妹と海外旅行に出掛けるようになると、行く先々で、見るものすべてに感動し、これを版画にして残したいと思うようになり、現在に至って居ります。
これからも、仲間の皆様と切磋琢磨し合い制作を楽しんでいきたいと思って居ります。
出品目録
パンフレット・出品目録 (2085KB) |