東京回顧版画展
1923 年(大正12 年)、東京は関東大震災によって壊滅的な被害を受けます。復興し、変貌を遂げたその後の東京の街を、川上澄生を含む8人の創作版画の版画家たちが写し出したものが『新東京百景』です。
その後も、東京は、大空襲や、オリンピック景気、バブル景気、といった世の中の大きな波とともに姿を変えていきます。常に姿を変え続ける《最先端の街》は、版画家たちにとって表現したい風景でもあり、記録として留めたい風景でもあるのかもしれません。多くの作家によって描き続けられてきました。
2025 年(令和7年)は、1926 年(昭和元年)から起算してちょうど100 年目です。「昭和100 年」をきっかけとして、激動と復興の昭和の時代を顧み、将来に思いを致すことは、大変意義深いことです。今展は、澄生たちの『新東京百景』に
描かれた昭和初期の東京の街にスポットを当てながら、1980 年代・90 年代に制作された『東京百景』、現代若手作家による最近の東京をテーマにした作品を並べてご覧いただきます。版画家の眼を通して、都市や自然の景観、名所や旧跡、人々の営みを見比べ、変遷する東京の姿や変わらぬ情景をお楽しみいただくとともに、私たちが生きる「現在」を見つめ直す機会となれば幸いです。
また、最後のコーナーでは、大きく変化する東京とは対照的な、変わらぬ豊かな自然をたたえる栃木の景勝地を描いた、澄生による栃木の名所絵をご紹介いたします。
その後も、東京は、大空襲や、オリンピック景気、バブル景気、といった世の中の大きな波とともに姿を変えていきます。常に姿を変え続ける《最先端の街》は、版画家たちにとって表現したい風景でもあり、記録として留めたい風景でもあるのかもしれません。多くの作家によって描き続けられてきました。
2025 年(令和7年)は、1926 年(昭和元年)から起算してちょうど100 年目です。「昭和100 年」をきっかけとして、激動と復興の昭和の時代を顧み、将来に思いを致すことは、大変意義深いことです。今展は、澄生たちの『新東京百景』に
描かれた昭和初期の東京の街にスポットを当てながら、1980 年代・90 年代に制作された『東京百景』、現代若手作家による最近の東京をテーマにした作品を並べてご覧いただきます。版画家の眼を通して、都市や自然の景観、名所や旧跡、人々の営みを見比べ、変遷する東京の姿や変わらぬ情景をお楽しみいただくとともに、私たちが生きる「現在」を見つめ直す機会となれば幸いです。
また、最後のコーナーでは、大きく変化する東京とは対照的な、変わらぬ豊かな自然をたたえる栃木の景勝地を描いた、澄生による栃木の名所絵をご紹介いたします。
会 期: | 令和7年9月13日(土)~11月24日(月・祝) 前期:令和7年9月13日(土)~ 10月19日(日) 後期:令和7年10月22日(水)~ 11月24日(月・祝) |
会 場: | 鹿沼市立川上澄生美術館 2階展示ホール |
開館時間: | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休 館 日: | 月曜日(5/15、10/13、11/3、11/24は開館)、 9/16(火)、9/24(水)、10/14(火)、10/21(火)、11/4(火) |
入 館 料: | 一般300円(200円)、高校・大学生200円(100円)、小・中学生100円(50円) ・ ( )内は20名以上の団体料金、「東武沿線美術館連携事業」共通券割引料金 ・毎週土曜日は小・中学生無料 ・毎月第3日曜日は鹿沼市内の小・中学生と同伴のご家族は無料 ・障がい者手帳の交付を受けている方とその介護者1名は無料 ・10/11(土)、10/12(日)は鹿沼秋まつりのため無料 ・11/3(月・祝)は「文化の日」のため無料 |
関連イベント: | ①館長と楽しむ作品鑑賞会 日 時:9月28日(日)11:00~11:30 会 場:2階展示室 ※要企画展チケット ②学芸員によるギャラリートーク 日 時:詳細が決まり次第、本ページでお知らせします。 会 場:2階展示室 ※要企画展チケット |
出品作品リスト
東京回顧版画展 出品作品リスト (248KB) |

