鹿沼ゆかりの版画家 小堀さなえ
鹿沼ゆかりの版画家 小堀 さなえ
このたび当館では、鹿沼市出身の版画家・小堀さなえ氏の初の展覧会を開催します。
小堀氏は高校生まではインクとペンによる表現を用いていましたが、銅版画家中林忠良氏の物質感あふれる凹凸の世界に感化され、銅版画家を志しました。
文星芸術大学入学後は銅版画の奥深さと表現の豊かさに魅了され、中林忠良氏の弟子である安藤真司氏をはじめ、中林忠良氏、多田夏雄氏に師事しました。
大学在学中の2019~2020年には日本版画協会展に連続で入選を果たし、2022年に文星芸術大学卒業・修了制作展で奨励賞を受賞するなど、今後さらなる活躍が期待されます。
現在は作家として、銅版画の新たな表現の地平を見出すべく作品制作に励んでいます。
小堀氏が創り出す繊細な技術と表現による作品の数々を、ぜひこの機会にご覧ください。
会 期:2022年6月29日(水)〜 9月4日(日)
会 場:1階展示ホール
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日:月曜日(7月18日は開館)、7月19日(火)、8月12日(金)
会 場:1階展示ホール
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日:月曜日(7月18日は開館)、7月19日(火)、8月12日(金)
入 館 料:無料
※新型コロナウイルス感染拡大による入館制限等の最新の情報はトップページよりご確認ください。ご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。
鑑賞のポイント
ここに陳列されている作品のほとんどは銅の板を腐蝕させて凹凸を作った版から刷られたモノです。これを腐蝕銅版画(エッチング)と呼びます。ペン画では得られない物質感のある、点と線やレリーフの如く見える紙の凹凸はこの銅の現象がもたらすモノです。刷り出された白黒の絵画は単なる映像ではなく、物質の痕跡そのものです。是非ともお近くによっていただいて、その銅と紙が創り出す“モノ”の迫力をお楽しみください。
小堀さなえ
「鹿沼ゆかりの版画家 小堀さなえ」展 出品目録 (2090KB) |