斉藤保雄回顧展
斉藤保雄回顧展
斉藤 保雄 回顧展
会 期:令和3年2月10日(水)〜 4月4日(日)
会 場:1階展示ホール
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日:月曜日、2月12日(金)、2月24日(水)
入 館 料:無料
斉藤保雄(1950‐2017)は、青森県出身で、20歳のときに、小林秀雄の『ゴッホの手紙』を読み、画家になることを決心しました。北海道での礼文島での生活を経て、油絵、そして木版画の制作へと歩み出します。
会 期:令和3年2月10日(水)〜 4月4日(日)
会 場:1階展示ホール
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休 館 日:月曜日、2月12日(金)、2月24日(水)
入 館 料:無料
斉藤保雄(1950‐2017)は、青森県出身で、20歳のときに、小林秀雄の『ゴッホの手紙』を読み、画家になることを決心しました。北海道での礼文島での生活を経て、油絵、そして木版画の制作へと歩み出します。
斉藤は特定の美術団体に所属せず、独学で木版画を作り続け、1998(平成10)年には《失われた光》で、第4回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞・準大賞を受賞します。審査委員からは「無数の記憶や思いのこもったコラージュ的要素も、(選考の)最後に残るだけの内容をもっていた」と高く評価されました。
斉藤は、約40年間にわたる作品群のなかで、自分がどう生きるべきなのかを常に「自問自答」し続けています。それは人間の生と死への根源的な問いから始まり、やがて経済成長を優先して心の拠り所を失っていく現代社会の有り様へと向かいます。
木版画の特長は、板を彫った線がそのまま画面に表れ、そこに色が加わることで多彩な表現を生み出すところにあります。斉藤は、感情を率直に画面へ表現できる手段として木版を選んだのでしょう。そのいずれの作品からも、強い想いを抱きながら、版と必死に向かい続けた斉藤の姿が浮かんでくるようです。
本展は、2017(平成29)年に67歳で亡くなった斉藤保雄の鹿沼では初の回顧展です。斉藤保雄の豊かで力強い版表現の世界を、どうぞお楽しみください。
出品目録
斉藤保雄回顧展 チラシ (2020-12-19 ・ 1260KB) |