鹿沼ゆかりの版画家 村田 惠子 展

鹿沼ゆかりの版画家 村田惠子 展
展覧会概要
村田惠子(むらたけいこ)氏は、鹿沼市在住の木版画家です。
多色刷りを得意とし、温かみのある色彩豊かな画面を特徴としています。
多色刷りを得意とし、温かみのある色彩豊かな画面を特徴としています。
作品のなかで、とりわけ目を惹くのは、主題の多くに採用されている土器の存在です。村田氏は、縄文土器の発掘、拓本製作、修復作業に携わるなかで多くの土器に出会ってきました。
そこで観察した土器の文様を、かけらのように分解し、画面上に再構成することで、文様の新たな魅力を引き出しています。
紙上に広がる村田氏の世界を、ぜひこの機会にご堪能ください。
*5月12日(火)より、鹿沼市民対象に開館を再開いたします。
市外の方への公開予定は現在のところ未定です。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
展覧会紹介動画
公開期間・範囲が縮小され、展覧会をご覧いただけなかった方が多かったため、展覧会風景のご紹介動画を用意いたしました。
村田氏の版画の世界を、どうぞお楽しみください。
※動画の視聴は大量のパケット(データ)通信を行います。携帯電話やスマートフォンで視聴の際はご注意ください。
作者からのメッセージ
私は木版画を制作するにあたり、鹿沼の風景や鹿沼市内で発掘された土器などを題材にしてきました。特に制作意欲を掻き立てられたのは、縄文土器に描かれた文様です。
27年前から縄文遺跡の発掘、拓本および修復作業に携わる中で、縄文時代から使用された素焼の土器破片の文様に興味を抱き、文献などを調べると年代ごとに独自の文様を持っていることがわかりました。
縄文人の豊かな美的な独創性に感動し、様々な土器模様の組み合わせをモチーフにした作品を作り始めました。これからも古い時代に思いを馳せながら、制作していきたいと思っています。
私は、見る人の心を和まし、温もりを感じられるように心がけており、皆さまに私の思いが少しでも伝われば幸いです。
今回、鹿沼市立川上澄生美術館で「鹿沼ゆかりの版画家 村田惠子」展を企画していただき深く感謝いたします。
出品目録
パンフレット・出品目録 (1437KB) |